心の闇解放*原因は22年前の最悪な出来事…(2)
前回からの続きです。
少女漫画雑誌でデビュー後、5〜6年はそこで頑張ってみましたが
なかなか思ったような読者の反響を得ることが出来ませんでした。
(つまり、人気が出なかったということです)
そんな時に同じ出版社の“レディース・コミック”本
(20代〜30代あたりをターゲットにした薄手の雑誌)の
編集者から「レディースを描いてみないか」と声をかけられました。
気持ち的にはあまり乗り気ではなかったのですが、
まぁ新境地開拓?ということでやってみることにしました。
頂けるお仕事は選ばずに、なんでもありがたくこなしていかねば・・・
そんなふうにも考えてました。
この頃から、漫画家友達のコネで他社のホラーものなどの
仕事ももらえるようになり、細々とですが単発物を描いて
なんとか食いつないでおりました。
…が、当然、満足のいくような状態ではありませんでした。
描きたいと思うものが描けない…
当時、自分が本当に描きたいと思っていた作品というのは
20〜30ページに収まるようなショートストーリーではなく
ある程度まとまったページ数を使ったファンタジー系のモノ。。。
しかしそれはどう考えても、ムリというものでした。
無名の作家がそんなページ数をもらえるわけがないからです。
せっかくデビュー出来ても、やはり売れるものを描けなければ
いつまでも30ページ程度の読み切りの仕事しかもらえない…
才能がないんだから仕方がないか…とは思っても、
“こんなはずじゃなかった…”という暗雲のような気持ちが
心の中でいつもモヤモヤと漂うようになっていました。
そんな感じでデビューしてから7〜8年たった頃でしょうか。
いつの間にか地味〜に広がってた人脈の中で、
一度だけ一緒に仕事をさせてもらったことのある編プロの
編集者の方から、仕事の紹介をされたのでした。
聞けばその仕事、
当時知る人ぞ知る敏腕マネージャーAさんの
企画だというではないですかっ!
え〜〜〜〜〜〜っっっっ!!!
っと、それはそれはもう信じられないような、
嬉しい衝撃!!
ま・まさか!
…来たか?
ついに来たのか!?
私にも、待ちに待った大チャンスが〜!
・・・っとその当時、もう後がない崖っぷち状態となってた私が、
超舞い上がってしまったのは言うまでもありませんでした。
(つづく)
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