あの時はリストラされた気分だった

2018年4月24日

時間がた〜っぷりあるので、
ブログの更新も頻繁に出来るのが嬉しい〜
…と言っても私の場合、せいぜい日に1〜2回ですけどもね。

せっかくなので色んなこと書こうかな〜っと思います。

 

今回無職生活に入って、しみじみ思い出したのが
20年前、当時やってた少女漫画家の仕事を辞めたときのコト・・・

基本的に漫画家は出版社からお仕事をもらえないと
他に何もやってなければ収入がゼロになります。
当時の自分はある編集プロダクションからお仕事を
頂いてたのですが、そこの社長さんの心変わりで
トツゼン仕事をもらえなくなってしまいました。

これは(たぶん、ですが)こっちに何か落ち度があって
嫌われた?とか、そういうことではなかったようなのですが…
何しろ急に電話で「次はいつ仕事をお願いできるか解らない」とか
言われてしまって、目の前真っ暗〜頭真っ白〜状態になったのでした。

あの時のショックは今でも生々しく思い出すことが出来ます。。。
トラウマになってるんだろうな〜
浄化してあげないとね…

私はそんなに多作出来るタイプではなかったので、
当時はその編プロとしか関わってなかったんですよね。
そこでトツゼン路頭に迷ったカタチに。。。

さあ困ったぞ!
これからどうしようか・・・
とりあえず出来ることといったら自分で出版社に
売り込みに行く「営業」か、とりあえず
アシスタントとして使ってくれる先生を探すか…

ところが私、自分を売り込むことが何より苦手!
基本ビビり屋なので出来るわけないんですけどもね・・・
それでもあの時は無理して何社か回りました。
当然門前払いですけども…

そうなるとなんとか食いつなぐために
アシスタントしながら〜…ってことになるのですが…
当時の自分の年齢は34才。
編集部に電話して「アシスタント募集してませんか?」って聞くわけですよ。
でもね〜〜〜すぐに「失礼ですが年齢はおいくつですか?」って訊かれる。
「34です」って答えると
「申し訳ありませんが…今、もう先生たちが皆さん
20代の方がほとんどで…先生より年上のアシさんというのは
使いにくいのでお願いするのが難しいんですよね〜」
ということで使ってもらえず…

以前この話を知り合いの人にした時に
「え〜!スポーツ選手並の寿命の短さなんですね!!」
と言われて、ホントだな〜〜〜っと痛感したのでした。

一度売れてしまえば、自分からやめない限り
やっていくことは可能だと思いますが、無名のままだと
私のように根性のない作家は消えるしかなくなるんですよね〜
まぁこれもリストラみたいなもんですよね。

すっかり意気消沈した私は、悶々としながら半年間プータローし
その後完全に諦めて、普通の企業で非正規従業員として
働き始めたのでした。

人生というものは解りませんね〜
好きでやり続けたかった仕事は干され、
嫌で嫌で仕方なくてようやく辞めることができた
職場では引き止められ…

そんなもんなんでしょうね〜〜〜

 

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