【自我のハナシ】9*“幼稚”にダメ出しする仕組み

前回、誰の中にも幼稚園児はいるよね〜
っという話をさせていただいたのですが・・・

 

今回はこの“幼稚”という概念を使って、
心の仕組み的なことをちょっと書いてみたいと思います。

“幼稚”という言葉を聞いて一体どんなイメージを
思い浮かべるでしょう…?

“幼稚な人(大人)”“幼稚な対応”“幼稚な言動”などなど
使い方は色々あるとは思いますが、それを他人や自分に感じた時、
自分の中でどんなリアクションが生まれているでしょうか??

反応は人それぞれですので、私個人のことを書かせて
いただきますと、、、

私はこの“幼稚”というイメージや、“幼稚な人(大人)”と思える人に
ものすごく強い嫌悪感や恥ずかしいという気持ちを抱いてました。

そして、その相手を恥知らずな人!と見下す、
バカにする、という気持ちが出てきて
自分だったら絶対そんなことはしない!!あぁ恥ずかしい〜!
・・・と、こんな感じの反応が出ていました。

一応普通に書くと、こんな流れになるかと思います。
でもここでちょっとポイントがありまして、、、

そもそも自分にとって、“幼稚な人(大人)”ってどんな人のこと?
これ、意外と人によって定義がバラバラだったりするんですよね〜

私の場合は「ワガママ」「気分屋」「身勝手」「自己中」
「甘えん坊」「カマッテチャン」「空気読めない」「自立心がない」
「無責任」「意地悪」「無神経」・・・・・・・

うわ〜〜〜〜っっ
思ったよりも次々出てきてヤバイ!!!
つか、同じようなことを違う言葉で言ってるだけかもなんですけど…

でもこれが私にとっての“幼稚な人(大人)”の
定義になってるってことなんですね。

で、で、こんなにスラスラとたくさん出てくるってことは

。。。はい、自分の中にそれ全部あります…
イコール、それ全部私のことです、、、ってことになる!

らしいんです、心理学的に言うと。
(普通は、そんなことには
気が付いてないことがほとんどだと思います)

で、そんな私は、無意識のうちに
それらの要素にすべてガッツリ
ダメ出しをしているわけなんです。

理由はもちろん色々ありますが(大抵は怖れが隠れてる)
それをしちゃダメだ!絶対ダメなんだぞ!!
ものすごい自主規制が働いていて緊張してるので、
そこには大量のエネルギーが使われているわけなのです。

なので、自分の中でそれだけ激しく緊張して
自主規制してることを、相手が平気でやってのけてたりするのを
見てしまった場合、これはもう、どれほどの怒りや嫌悪の炎が
燃え盛るか想像するに難くないでしょう。

つまり・・・

ここでの本当の声は・・・

私だって、幼稚でいてもいいんだったら
幼稚でいたいんだよぉ!
バ○ヤロォーーーー!!!

という雄叫びだったりするのです。

だからホントはその相手のことが
ちょっとばかし羨ましかったりもして・・・

ちなみにこの“隠してる自分を相手に映して
(相手がそうなんだと思い込んで)反応する”
っていうのは
心理学で言うところの「投影」という状態です。
あまり分かりやすく書けてないかもなんですが・・・

でも、こ〜いう心の動き、仕組みがちょっと、
なんか、面白いなぁ…❤と
感じられてくればこっちのもの!?です♬

宜しければ、今後もお付き合いいただければ嬉しいです。

 

(つづく)

 

 
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