【自我のハナシ】19*自分というフィルター(3)【他人は鏡・自分の隠れた本音を知らされる】

前回、“自我は心の仕組みの話を聞くと
怒りを感じることがとても多い”

と、書きましたが、、、

 

だいたいどのようなことがあるのか、
勉強で習ったことと、実際に自分も
経験があって腑に落ちたことをいくつか
あげてみたいと思います。

*今後、内容的に同じようなネタがかぶって
出てくるかもしれませんが、それは私の
情報処理能力が著しく低いためであることを
お詫びしておきたいと思います。

ご了承いただければ助かります。。。
ゴメンナサイ( ̄▽ ̄;)

・ ・ ・

【他人は鏡・自分の隠れた本音を知らされる】

これは自分自身、すごく納得がいったと言うか
なんかもう言い逃れ出来ないというか、、、

抵抗に抵抗を重ねた末、最終的には
認めざるを得なかったというものでございます。

これは仕組み的なことから言うと
自分の中の嫌な部分、見たくない、ダメ出ししてる部分を
無意識のうちに抑圧する(ないことにする)ことで、
それを他人が持ってるように見えてしまう…という
状態のことです。

私自身の経験から言いますと…

私はとにかく

意地悪で身勝手な人
無神経で図太い人

が、許せない〜っ!!!というのがありました。

そもそも自分にとっては【天敵】と感じてた姉が
それを全部持ってる人のように見えてて、
その後務めた職場のある部署のリーダーさんが
ほぼ同じタイプの女性で、私は激しく反応してしまい
とにかく嫌いで嫌いで同じ空気を吸うのもイヤ!
ってくらいに嫌ってました。

でも、これを心の動きという点で
自分を見てみたところ…

“自分は絶対にこういう人であってはいけない”
というのが、この辺りの要素を持ってる
(ように見える)人だったのです。

※ちょっとややこしいのですが
ここで強調しておきたいのは
あくまでも“自分からはそういう人に見えてる”
いうことであって、その相手自身が
実際に意地悪で身勝手で
無神経で図太い人なのではない
ということ…ここ重要ポイントです。

で…話を戻しますが、

自分にそれを絶対に禁じてる…ということは、、、
じつはじつは、自分もそういう人だ…と
いうことなんですよね〜

いやーーーーーーーーーっ!!!
絶対ない〜〜〜〜
いくらなんでも
私はあんなにイヤな人間じゃない〜〜〜っ

って、必ず最初は物凄い抵抗が出てきます。
まぁ当然出てきますよね。

でも、それをすっごく嫌悪してて
絶っっっ対に許せない!…と感じてるわけですから
間違いなくそれは自分の中にあって
しかもかなり強く気にしてる…というか
“この自分ダメ!絶対ダメ!!許さない!!!”
って、超絶にダメ出ししてるわけなのです。

で、このあたりを深掘りしていくと・・・
私の場合は最終的に

平気で意地悪な人でいられたら…
無神経な、身勝手な人でいられたら
どんなに生きるのが楽だろう…
何も気にせず平気な人でいられたら…

という、憧れに近い思いまで
出てきたのでした。

これは自分がとてもとてもビビり屋で緊張しやすく
いつもビクビクしながら生きてるので
そんな自分に疲れ果てていて、
平気で無神経でいられる人がうらやましい…
という思いも含んでますね。

もしビビり屋じゃなかったら、自分だって
もう何も気にせず図太く身勝手に
振る舞ってみたいと思ってるわけなのです。
その方が全然、楽だろうって…。

これが隠れた本音、と言えると思いますが
この下にさらにこの思いを生み出す「本当の声」が
隠されてます。。。

それは自分自身を表現することへの
恐怖だったり、解ってもらえないことへの
悲しさ、寂しさだったりします。

この「本当の声」はとてもシンプルなことが
多いと感じてます。

自我はまさに地層のように
幾重にも色んな思い込みを積み重ねて、
生き残るために自分を守ってるんですね。

 

(つづく)

 

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