【自我のハナシ】22*普通にやっちゃってる二元論(2)

2020年11月21日

二元論に関する話をもう少し
書いてみたいと思います。

以前、自我の特性などを習った講座で
講師の方がよく言ってた言葉。

【同じコインの裏表】

これは二元性のことを指していて、
自分の都合でどっちかだけを無いものに
しようとしたって無駄だよ、というお話でした。

例えば、普通誰でもそうだとは思いますが
何においても「快楽」を求めますよね。
ザックリした言い方ですが、とにかく良い思いをしたい。
夢や願いを叶えたい。

それは例えば

仕事において成功して、冨、名声、地位を得る
恋愛を成就させて結婚し、幸せな家庭を築く
趣味を充実させて、楽しい仲間たちを得る
理想のマイホームを手に入れて、最高の癒し空間を作る

などなど。。。
あらゆる場面で快楽を求めますよね。

でも「快楽」がコインの表だとしたら
その裏にはもれなく「苦悩」が
同時に控えてる…というわけなのです。

この概念を知ってるのと知らないとでは
結構な違いがあると思います。

そして、このコインを握りしめてる限り
二元性の世界のみで生き続けることになる…
そこにはこだわりや執着が永久に生まれ続けて
苦しみを受け入れられずに、人生は地獄と化してしまう…

なんてことに。。。

ちょっと大げさな表現になってるかもだけど
でも陥ってしまわないとも限りませんよね。

この際、もうこのコイン
思い切って手放しちゃいましょう!

・・・と言ってしまいたいところですが
そう簡単に出来るものでもありませんよね。

なので、まぁ、仕方ない、
どうやらこの世の仕組みっていうのは
そういうものらしい、という感じで
降参してしまいましょう〜…という提案(?)です。

ちなみに
「快楽なんて求めてはいけない!」と
いうことを言ってるんではないです。

自我は楽して良い思いをしたい…という
欲求のカタマリですから。。。

人としての道を踏み外さなければ、
どこまでも快楽を追求しちゃってOK♪

でも同時に苦しみもくっついてる…ってことで、
そのあたり了解しておくと
いざの時、少しは冷静に対処出来たり
立ち直りも早く出来るかも・・・っていう
お話なのです。

 

 
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