心の闇解放＊とにかく姉が怖かった…（2）
最初の方でも書きましたが、
姉は人から好かれるタイプだったと思います。
親や他人の前ではいつも明るくユーモアがあり、
話し上手ですぐに人と打ち解けることが出来るような人でした。
小学校では健康優良児、
中学〜高校でも何かと目立って活躍していて
私も周りの人から「お姉さんはホントに明るくて活発だね」
と言われました。
でもこう言われるたびに、
「それに比べてあんたはダメだね」と
（実際には言われてないんだけども）言われてる気がして
ものすごく悲しく、なんだか身の置き所がないような
気持ちになったことを覚えてます。
姉自身からも何かとバカにされ、ダメ出しされてて
周りからもそんなふうに見られてるんだろうと思うと、
孤独で悲しくて仕方がなかったけども
誰にも言うことも出来ず、周りに対しては次第に心を閉ざしていきました。
とてもじゃないけど、自分は周りの人（特に家族）と
普通にコミュニケーションを取れるとは思えなかったのです。
これが自分が小学校高学年〜中学生頃の状態です。
両親は、姉の私に対する言動については
おそらくまったく知らないでいたと思います。
親にとって、姉は自慢の娘だったんじゃないかなぁ…
家族とほとんど口をきかなくなり、
すぐに自分の部屋に閉じこもるようになった
私のことを心配もしてくれない親…
私の中で「家族は敵だ、もう関わりたくない」という
思いが確実に大きくなっていったのでした。
（つづく）
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