心の闇解放*両親との関わり

2020年3月2日

姉の死後、私は都内での一人暮らしをやめ
東北の両親のもとへ戻りました。

なんだか頭が真っ白になってしまい
何も考えられなくなってた状態だったし、
乳がん手術後まもなかった母の身体が、さすがに心配だった…と
いうのもあったからです。

ただ、田舎に帰ることを自分の意志で決めたとはいえ
とても不本意であったことは間違いなく、
プロの漫画家デビューを目指す道さえも完全に
閉ざされてしまったかのような虚無感も感じていました

以前も書きましたが、ウチの両親はもともと
口うるさいタイプとかではなく、どっちかというと
放任?子供(私限定)には無関心??に近いんじゃないかと私は感じてました。

私としては、幼い頃からあまり構ってもらえなかった…という
不満や、寂しいという感情を募らせてきてたので
冷たい家族とはもう関わりたくないと心底思ってたのですが・・・

姉が亡くなってからというもの、途端に私は両親から
色々と頼られる?存在となってしまったようなのでした。

母はその後もしばらく落胆したままで、父からは母のことを
“なんとか力づけてやってくれ”と何度か頼まれたりしました。

まるで、

“あ、そうそう、うちにはもう1人、子供がいたんだっけ”
“良かった良かった、なんとかしてもらおう”

・・・とでも思われたかのような〜・・・

なんて調子のいい人達なんだ、
私が猛烈に苦しんできたなんてことはこれっぽっちも
解ろうとしなかったくせに、自分達のことはこっちに
なんとかしてもらおうと考えてるのか。

そんなふうにしか受け取れないくらいに、
すでに私のココロの中は完全に冷え切っておりました。

もちろんそんな気持ちを実際口にする度胸は
ありませんでしたけど…

それでも、その時まだ自分は22才くらい。
一切の希望を捨てるには、まだまだ早いと感じてたんですね・・・

再び、プロの漫画家を目指して雑誌に原稿を投稿することを
始めたのでした。

 

(つづく)

 
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